ゲートキーパ設定のコンフィグレーション

MCUがカンファレンス及び／もしくはオート・アテンダントの番号識別子の登録をH.323ゲートキーパでできるようにします。

この設定が不可とされている場合、他のゲートキーパもしくは各カンファレンスの設定に関係なく、ゲートキーパの登録は設定されません（また既存の設定は解除されます）。

コールが設定されたゲートキーパの参照が伴うかどうかは、ポートＡもしくはポートＢの設定状態によります。E.164の電話番号ではなく、アドレスによるダイヤルで行われる、受信コール及び送信コールでは、接続されたネットワークポートがここで選択された場合にのみ、ゲートキーパ接続が確認するために使用されます。

MCUが登録されるゲートキーパのネットワーク・アドレスを示します。

ホスト名もしくはIPアドレスで区別されます。

ここでのフィールドではH.323ゲートキーパの使用（上記参照）が不可に設定されている場合、無効となります。

ここでの選択では、コンフィグレーションされたゲートキーパに登録する際、MCU自身の識別を管理します。以下が選択項目です。

• ターミナル／ゲートウェイ
  プリフィックスの登録が要求される場合は、ゲートウェイとして、要求されない場合はターミナルとして登録するようにします。
• ターミナル／MCU
  プリフィックスの登録が要求される場合はMCUとして、要求されない場合はターミナルとして登録するようにします。
• ゲートウェイ
  常にゲートウェイとして登録するようにします。
• MCU
  常にMCUとして登録するようにします。

全てのタイプのデバイスがH.323ゲートキーパに登録されるとは限りません。この選択では、MCUが各種機能のゲートキーパと稼動できるようにします。

一番簡単な（一般にサポートされている）登録タイプは、"ターミナル"ですが、このタイプはMCUが"MCUサービス・プリフィックス"での登録ができません。そのため、"ターミナル／ゲートウェイ"の選択で、通常ターミナルとして登録を行います。しかしながら、MCUサービス・プリフィックスがコンフィグレーションされている場合にはゲートウェイとして登録を行います。 つまり、"ターミナル／MCU"の選択は類似しておりますが、サービス・プリフィックスが要求されている場合には、MCUタイプの登録が使用されます。ゲートキーパによっては、MCUでの登録により、ポイント・ツー・ポイントのコール中に追加のカンファレンス機能が利用可能ということになります。他のゲートキーパではMCUタイプの登録はサポートされておりません。

MCUサービス・プリフィックスがコンフィグレーションされている、いないに関わらず、常にゲートウェイもしくはMCUとして登録するには、"ゲートウェイ"もしくは"MCU"を選択するのが妥当です。

各カンファレンスもしくはオート･アテンダントの番号識別子の前に桁数選択グループを特定してから、H.323ゲートキーパに登録します。

ゲートキーパに登録されたカンファレンス及び自動参加者は番号識別子を持っています。番号識別子はビデオ・カンファレンスのエンドポイントよりカンファレンスもしくはオートアテンダントへダイレクトに接続する際に入力される固有のシーケンスを持つ数字です。これで、ユーザがさらにメニューをナビゲーションをしたり、MCUのIPアドレスを入手する手間を省くことができます。

ダイアル番号を効率よく区切るには、同じ数字のシーケンスから始まることを、単一のMCUからの登録全てに対して確認する必要がある場合もあります。

大規模なダイヤル・プランの変更を行う際には、プリフィックスの登録を利用するのも便利です。例えば、全てのMCU登録を"11"でなく"121"で始まるように、各カンファレンスやオート･アテンダントに関連する番号識別子をひとつひとつ修正せずに、単一のMCUコンフィグレーション・フィールドで変更することができます。

但し、H.323ゲートキーパの使用が不可になっている場合には、このフィールドは無効となります。

このフィールドで、MCUがH.323ゲートキーパに登録できる識別子を特定します。.

H.323ゲートキーパにカンファレンスを登録する前に、MCUはユニットワイドな登録をする必要があります。

但し、H.323ゲートキーパの使用が不可になっている場合には、このフィールドは不必要で無効となります。

このフィールドで、MCUへルーティングされるコールを判別するのにH.323ゲートキーパが使用する識別子を特定します。

このフィールとはオプションです。設定された場合には、このプリフィックスで始まる数字を持つユーザはMCUへダイレクトにコールできます。これは不明のE.164番号に対応したカンファレンスを作成したい場合には便利です。

但し、H.323ゲートキーパの使用が不可になっている場合には、このフィールドは無効となります。

MCUに使用されているゲートキーパのIPアドレスを表示します。

この情報は、IPアドレスでなく、ホスト名で特定されたゲートキーパの場合に役に立ちます。

ゲートキーパにMCUが登録するE.164番号の数を表示します。また、完全に登録されていなくとも、処理中である登録の数も表示されます。